安心して住まいをリフォームするために - 建築理宝夢素人考話(建築を考える素人)
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業者選びが一番重要!
■ 建築業界について

 私の周りには建築関係の仕事をしている知人が多くいます。彼らから聞く建築業界の話は「本当かよ!」と、思わず首をかしげてしまうような話も多くあります。私は今の建築業界に対して一部の心ない業者の為に、あまり良いイメージを持っていません。テレビ等の欠陥住宅や粗悪なリフォーム工事のニュースや特集番組を見た多くの方が、私と同じような思いを抱いているのではないでしょうか。このような業界全体のイメージを貶めている業者は何故いるのか? 私は日本特有の建築形態である「多重下請構造」と「価値のない価格競争」にあると思います。
 
● 「多重下請構造」について
 「多重下請構造」とは、元請・下請・孫請(さらに細分化される場合もある)の構造のことです。リフォーム工事をリフォーム営業会社に発注する場合、協力会社と呼ばれる下請け会社に発注し、さらに細分化された各専門業者が施工します。仕事が回される段階にはそれぞれ差がありますが、元請けの会社が全てを一括して施工する事はほとんどありません。これは、当たり前の事です。日本の職人文化は細かく細分化され、それぞれの技術を向上させてきました。これをまとめて1つの形にするのが、元請の棟梁であり、現在の工務店などになるわけです。(リフォーム営業会社に棟梁の資格があるかは分かりません。)何故この日本特有の「多重下請構造」が問題になるのでしょうか。それは、二重三重の経費上乗せの工事価格にあります。工事の内容が複雑になり、業者が多く関わる事で経費が膨れていく訳です。さらに、実際の工事原価は不透明になっており、素人には分かりません。だいたい、「○○工事一式いくら」と書いてある見積書を渡されれば、工事金額の明細を尋ねる気にもなりません。
 
● 「価値のない価格競争」について
 「価値のない価格競争」とは、工事内容を無視した金額ありきの工事の事であり、仕事ほしさの工事金額無視の受注の事です。安い工事費でより良い工事などはないでしょう。かといって高い工事費で粗悪な工事が多いのも確かです。これは、我々発注者側にも問題があります。我々は建築工事の適正価格を知らないから、このような基本的な事でトラブルを招いているのです。
 
● 協力会社(下請会社)は知っている
 リフォーム営業会社のチラシなどを見るとビックリするような低価格が目につきます。はたして、あのような金額で工事ができるのかと疑問に思いますが、どうなんでしょう? 知人の建築業者に尋ねてみると、「まともな仕事はできないね。下請会社が泣かされてるんだよ。」との事です。ようするに、下請会社にはもの凄い低価格で施工させて、リフォーム営業会社の利益だけはちゃんと守るというやり方です。この場合、下請会社は手抜きで工事するそうです。お金にならなきゃ仕事もちゃんとしませんよ。もちろん、ちゃんと低価格で施工できる会社もあるそうです。これは、材料の仕入れを工夫していたり、営業専門の会社ではなく施工も自社で行える場合だそうです。
 

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